
心臓リハビリテーションは、個々の状態に合わせて設計する総合的な支援で、病院・クリニックなど施設の体制に応じて最適化します。運動を軸にした継続しやすい運用や記録の見える化を含めて設計することで、現場で運用がしやすくなります。
その必要性が高まっている背景の一つに、近年指摘される「心不全パンデミック」があります。
心不全パンデミックとは、高齢化や生活習慣の変化、併存症・フレイルの重なりを背景に、心不全の患者が社会全体で増え、病状が変動して再入院を反復しやすい状況が続いていることを指します。急性期の治療だけでは完結しにくく、退院後の外来・地域での長期的な運動・教育・自己管理の支援が求められるのが特徴です。
日本では、心不全患者数が2030年に約130万人へ達すると見込まれ、急性心不全の年間入院は2015年約16万人 → 2040年約25万人へ増加する推計が示されています。さらに、新規発症は年間約37万人とされ、裾野の拡大が続いています。これらの数字は、慢性化と再入院の反復につながりやすい構造が強まっていることを示唆します。
一方で、2021年改訂の心血管疾患リハビリテーション・ガイドラインでは運動療法が高いエビデンスレベルで推奨されているにもかかわらず、外来心臓リハの参加率は心筋梗塞後で43%、心不全では7%にとどまっています。だからこそ、通いやすい枠組み、段階的で取り組みやすい運動設計、取り組みの“見える化”と定期フォロー、そして参加したくなる場づくりをそろえ、前向きに継続したくなる外来リハへつなげていくことが重要です。


Cardiac Rehabilitation
高齢化の進行や「脳卒中・循環器病対策基本法」(平成30年法律第105号)に基づく基本計画、さらに2022年の診療報酬改定(回復期リハ提供体制に心疾患を追加)など、制度面の後押しが進むなかで、心臓リハビリテーションのニーズと重要性は着実に高まっています。
この流れを受け、インターリハは「楽しく続けたくなる心臓リハビリ」をキーワードに、グループで楽しく参加しやすい運動の場づくりと、個々の状態に合わせた段階設定、取り組みの振り返りやすさを組み合わせ、
リハビリへのモチベーションの維持と前向きに継続できる環境の実現を目指します。

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レッドコードはサスペンションにより支持量を調整しやすく、ストレッチ/レジスタンス/バランスまで幅広い運動を実施できます。
グループで取り組みやすい構成は「楽しく継続」につなげやすく、普段は行いにくいダイナミックな動きも配慮しながら段階的に体験できます。
導入の考え方や活用イメージ、ユーザーインタビューを含め、運用までの全体像を紹介ページでご確認ください。


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スタッフ配置・必要機器・面積・運用体制などの要点をひとまとめに整理したページです。Ⅰ/Ⅱの相違点も確認できます。


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心臓リハビリテーションの運用イメージとして、各施設様のユーザーインタビューと導入事例をご紹介しています。現場の工夫や運用のヒントなど、検討の出発点としてご覧ください。
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心臓リハビリ運用のイメージづくりに役立つ施設図面(参考例)を掲載しています。面積や条件が異なるパターンを並べ、比較検討の材料としてご覧ください。


1⃣ エルゴセレクト200
2⃣ 呼気ガス代謝モニタ Cpex-1
3⃣ コグニバイク
4⃣ エルゴセレクト1
5⃣ 空圧式トレーニングマシンHUR
6⃣ レッドコード


1⃣ エルゴセレクト200
2⃣ 呼気ガス代謝モニタ Cpex-1
3⃣ コグニバイク
4⃣ エルゴセレクト1
5⃣ HURマルチファンクション
6⃣ レッドコード
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