JOIN!-Users Interview Vol.9
院長 八木 典章 先生/理学療法士 澁川 武志 先生
※インタビュー内では、敬称を省略させていただいております。



[八木]病院勤務時代に、心不全や急性心筋梗塞の患者さんが薬物治療やカテーテル治療だけでなく、心リハを並行して行う姿をずっと見てきました 。
そこで、運動耐容能の向上はもちろん、生活習慣の改善や精神的な不安の軽減など、身体と心の両面で包括的に改善していくのを何度も経験しました 。
「この素晴らしい医療を、退院後も地域で継続できる場所をつくりたい。」
その想いを理学療法士に伝えて賛同を得られたことが、今のクリニックの原点になっています 。

[八木]地域の総合病院を退院された患者さんに、その後の選択肢として当院を知っていただけるよう、医療関係者の方々へ継続的に説明を行っています 。
また、地域の方々に直接お伝えする場も大切にしていて、毎月12日の休診日にはスタッフが主体となって「健康セミナー」を開催しています 。
心臓病の予防や心リハの重要性を分かりやすくお話ししたり、ホームページのブログで情報を発信したりと、地道な啓発活動を通じて地域全体の理解を深めていければと考えています 。
[澁川]患者さんの運動能力や、日常生活での活動レベルが着実に上がっているのを実感しています 。
心臓に疾患があっても、安全に負荷を調整しながら運動を続けられるので、体力が戻るだけでなく「また自分らしく動ける」という自信や、生活の質の向上につながっていると感じます 。
定期的なリハビリによって、客観的なデータも目に見えて改善していきます。
患者さんが自ら前向きにリハビリに取り組まれる姿を見るたび、導入して本当に良かったと思います 。
[澁川]レジスタンストレーニングマシンとしてHURを選んだ理由は、独自の「空圧式」という仕組みにあります 。
一般的な重りを用いるタイプに比べ、空気の圧力で運動の開始から終了まで一定の負荷を正確にかけられるため、循環器疾患を有する患者さんでも安全にトレーニングできる点が大きな魅力でした 。
さらに北欧メーカーならではの洗練されたデザインも、患者さんが自然に使用したくなる環境づくりや、当クリニックの差別化に寄与しています 。
また、Cpex-1については、限られたスペースでも設置可能なコンパクトさが最大の決め手となりました 。
省スペースながら心肺運動負荷試験(CPX)に必要な機能をすべて備えており、較正の手軽さや全体的な操作性の高さも非常に実用的だと感じています 。
[澁川]多くの方が自ら進んでリハビリに取り組んでおり、HURの操作についても、最初は不安を感じていた方が数回の使用で自力で使いこなせるようになるなど、期待以上の反応を得られています。
Cpex-1は機器に圧迫感がないため、初めての方でもリラックスして検査に臨めています。特に測定結果がリアルタイムで反映され、自分の体調や心拍の変化を数値で確認できる点が好評です。
医師やスタッフからの丁寧な解説とあわせて「納得感ややる気につながる」といったポジティブな声を多くいただいています。

[澁川]現場のスタッフからは、HURの細かな負荷設定が患者さんの体調や自覚症状に合わせた調整に非常に有用であると評価されています 。
全ての実施記録がPCアプリに自動保存される利便性や、1台で多種類の運動が可能な多機能マシンによる効率的な運用も、限られたスペースを有効活用する上で大きなメリットです 。
Cpex-1に関しても、較正が簡単で操作性が高く、血圧計と一体化した分かりやすいレポート作成や、解析結果を電子カルテへスムーズに反映できる点などが、業務の効率化と安心感につながっています 。
コンパクトでスタイリッシュなデザインも含め、現場のスタッフからも非常に高い評価を得ています 。
[八木]以前、大学病院で心筋梗塞などの急性期疾患から心不全の緩和ケアまで、本当に幅広く診療に携わってきました 。
その中で痛切に感じたのが、「治療を終えた後の生活をどう支えていくか」という課題、そして「病気を未然に防ぐ予防医療」の重要性でした 。
また、心不全チームの運営などを通じて、医師だけでなく多職種が同じ目標を持って支える「チーム医療」の力に大きな可能性を感じたことも大きかったです 。運動、栄養、服薬管理をチームで支え、患者さんの生活に寄り添う予防医療をこの地域で実現したい——。そんな想いから、当院をスタートさせました 。

[八木]この地域では、外来で多職種が連携して心リハを行うという体制が、まだ十分に根付いていなかったんです 。
ですから、私たちが大切にしている「チーム医療」という考え方が、果たして地域の方々に受け入れられるだろうか、という点は大きな不安でした。
それでも、一人ひとりの生活背景に寄り添い、本当に必要な医療を丁寧に提供し続けていけば、必ず信頼は広がっていくと信じていました 。実際に始めてみると、今では確かな手応えを感じています 。
[八木]現在、急性期病院からの紹介は心臓リハビリテーション全体の約3割となっております。
今後は紹介率をさらに高め、開院当初の目標の一つである「急性期からの受け皿」としての役割を強化していきたいと考えています。
外来心臓リハビリテーションを通じて、地域、そして滋賀県全体の循環器病予防に貢献できるクリニックとして、より多くの患者さんをサポートしていきたいです。

2008年 滋賀医科大学医学部医学科 卒業
2010年 滋賀医科大学医学部附属病院 初期研修終了
滋賀医科大学 呼吸循環器内科 入局
2013年 滋賀医科大学 呼吸循環器内科
(現 内科学講座 循環器内科) 特任助教
2016年 滋賀医科大学 呼吸循環器内科
(現 内科学講座 循環器内科) 助教
2023年 南草津ひだまりハートクリニック 開院
滋賀医科大学 内科学講座 循環器内科
非常勤講師
[資格・所属学会]
医学博士
日本内科学会(総合内科専門医、指導医)
日本循環器学会(循環器専門医)
日本心不全学会(心不全緩和ケアコースHEPT指導医講習会受講済)
日本心臓リハビリテーション学会(心臓リハビリテーション指導士)
2005年 神戸大学 医学部 保健学科理学療法学専攻 卒業 2005年 滋賀医科大学医学部附属病院
2023年 南草津ひだまりハートクリニック
2024年 滋賀医科大学 大学院医学系研究科医学専攻
博士課程 卒業
2024年 滋賀医科大学 NCD疫学研究センター
客員助教
[資格・所属学会]
医学博士/心臓リハビリテーション上級指導士/循環器病予防療養指導士
心血管理学療法専門理学療法士呼吸理学療法専門理学療法士
糖尿病理学療法専門理学療法士/循環認定理学療法士
管理・運営認定理学療法士/心不全療養指導士
日本循環器病予防学会(評議員) /日本循環器理学療法学会(評議員)
日本理学療法管理学会(評議員)/日本心臓リハビリテーション学会
日本高血圧学会/日本循環器学会/日本心不全学会

南草津ひだまりハートクリニック
〒525-0050 滋賀県草津市南草津3-4-7
電話:077-599-1430
■南草津ひだまりハートクリニック HP:https://kusatsu-hidamariclinic.com/
■心臓リハビリテーション専用サイト:https://kusatsu-hidamariclinic.com/cr/
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