コグニバイク — 機能訓練支援分野で新たに対象へ

「介護テクノロジー導入支援事業」 対象機器のご紹介

介護現場の業務効率化を支援する「介護テクノロジー導入支援事業」とは?

補助率は最大80% 導入費用の負担を大幅に軽減

生労働省が全国の自治体と連携して実施している「介護テクノロジー導入支援事業」は、介護施設や事業所が新しい機器やICTシステムを導入する際、その費用の一部を補助する制度です。
補助率は最大50〜80%と高く、導入コストの大きな負担軽減が可能です。

※補助金制度の内容・上限額・申請時期は年度や地域により異なります。最新の募集要項は各自治体の公式情報をご確認ください。

制度が求められる背景

介護現場では人手不足が深刻化し、利用者の増加に伴って職員一人あたりの業務量は増加傾向にあります。
加えて、記録や情報共有といった事務作業も現場の負担となっており、こうした状況がケアの質や職員の定着にも影響を及ぼしています。
この課題を解決するため、介護ロボットやICT機器の活用による業務効率化と安全性の確保が強く求められています。

制度によって期待できる効果
  • 移乗支援機器や見守りセンサーによる、夜間巡回や身体的負担の軽減
  • ICT化による記録やケアプラン作成の効率化と、ケア時間の確保
  • 利用者の状態変化を早期に把握し、適切なケアへつなげられる体制づくり
  • 業務負担軽減による職員の定着率向上

「機能訓練支援」分野が新たに追加

令和7年度から、介護テクノロジー活用の重点分野が拡充され、機能訓練支援/食事・栄養管理支援/認知症生活支援・認知症ケア支援が新たに対象となりました。

これにより、これまでの「見守り支援」「移乗支援」「排泄支援」などに加えて、日常生活動作や身体機能の維持・向上を支えるためのテクノロジー導入が支援対象となっています。

このうち、「機能訓練支援」の分野では、国立長寿医療研究センターと共同開発されたコグニバイクが対象機器として登録されています。
有酸素運動や課題を組み合わせたトレーニングを通じて、利用者の主体的な活動と継続的な取り組みを支援する機器として活用が広がっています。

この分野で対象の補助対象機器「コグニバイク」

「コグニバイク」は、運動と認知課題を同時に行う「デュアルタスク」を取り入れたトレーニングエルゴメーターです。
国立長寿医療研究センターの研究コンセプトであるコグニサイズ®の考え方をもとに開発され、
日常生活の中で“考えながら身体を動かす”ことを支援する機器として、多くの介護・リハビリ現場で活用が進んでいます。

加齢や疾患などによって生じる認知機能の低下やMCI(軽度認知障害)へのアプローチとして、運動+脳活性化を両立できる訓練プログラムを提供します。

心と身体を動かす、楽しく続けられるプログラム

高齢化が進むなか、介護現場では身体機能の維持とあわせて、日常生活の自立支援や交流機会の創出が求められています。
コグニバイクは、

  • やさしい有酸素運動の支援

  • 認知課題を組み合わせたトレーニングの提供

  • 利用者間のコミュニケーション促進

といった要素を通じて、「 楽しく続けられる 介護支援プログラム 」をサポートします。


  補助金対象製品  

コグニバイクでできること

認知課題と連動するデュアルタスク機能

画面上で提示される課題をこぎながら回答するトレーニング形式。
課題の正答に応じて自動で難易度を調整するなど、個々のペースに合わせたプログラムを提供できます。

 

 ハイブリッド型エルゴメーター

  • 電動式シート調整で乗り降りしやすく、利用者に合わせた姿勢調整が可能。
  • 5Wの超低負荷〜200Wの高負荷まで幅広く対応し、軽い運動からしっかりとした運動まで柔軟に設定できます。
  • 安定した座位保持が出来るリカンベント式と漕ぎやすいアップライト型の双方の特長を兼ね備えたデザイン。

 

トレーニング記録の保存・管理

運動や課題の履歴を機器内に保存し、日・週・月単位での活動記録を確認可能。レポート出力でご家族や職員様と共有できます。

コグニバイク導入事例

あるこるしあ様(愛知県)

製品選定のポイント 】多くの高齢者の方が認知症に関心があり、その認知症予防に最適なコグニサイズができるため。個々のレベルに合わせた認知症予防エクササイズができるため。

導入による効果 】コグニバイクにより対象者の認知レベルの把握がしやすく、職員間で共有ができる。又、トレーニングの結果も数字で分かり、比較がしやすいためご利用者様のモチベーションアップにつながっている。

導入には最大80%の補助金を活用可能

コグニバイクは、令和7年度から新設された介護テクノロジー導入支援事業「機能訓練支援」分野において、補助対象機器として認定されています。
この制度を活用することで、導入費用の最大50〜80%*が補助され、初期費用を大幅に抑えて導入することが可能です。

 

※補助金制度の内容・上限額・申請時期は年度や地域により異なります。最新の募集要項は各自治体の公式情報をご確認ください。

導入までの流れ

STEP01

準備

  • 自治体の補助率・上限・公募時期・要件を確認

  • コグニバイクお見積りで導入計画を整理(設置場所、運用体制、加算運用の想定)

STEP02

申請

  • 申請書一式を作成 (事業目的・期待効果、費用内訳、実施スケジュール、見積書・カタログ等の添付資料)

  • 自治体へ申請 → 交付決定通知後に機器を導入

STEP03

導入・運用

  • 納品・初期設定・操作説明

  • 自治体へ事業報告・実績報告を提出

申請前にご確認を|TAIS登録製品と自治体ごとの補助要件について

介護テクノロジー導入支援事業では、補助対象となる製品の多くが「TAIS(福祉用具情報システム)」に登録されています。
TAISは、福祉用具の製品情報をまとめた公的なデータベースであり、TAISコードを補助申請時に参照されることも多くあります。

TAIS公式サイト:https://www.techno-tais.jp

ただし、補助対象かどうかの最終判断は各都道府県によって異なります。

募集時期や申請方法、補助率、必要書類なども自治体ごとに異なるため、詳細は各自治体の要項をご確認ください。


TAIS公式サイト コグニバイク掲載イメージ

インターリハ株式会社
コグニバイク
CB03

TAISコード    :01846 - 000002

分類コード    :[1]034830:機能訓練支援機器

 介護テクノロジー 機能訓練支援 

販売年月     :令和4年11月

希望小売価格   :1,560,000円


導入・活用をご検討の方へ

コグニバイクを導入することで、

  • 利用者が「楽しみながら取り組める活動の場」を提供できる

  • 認知課題と運動を組み合わせたプログラムで、個別対応型の支援が可能に

  • 新たな取り組みとして地域やケアマネジャーからの注目度が高まり、施設の魅力向上にもつながる

介護の現場に新しい「活動」と「つながり」をもたらすツールとして、多くの施設で導入が進んでいます。利用者の活動意欲を引き出し、施設のプログラム充実や地域からの信頼向上にもつながります。

ご検討の際は、まずはお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ

下記フォームにご記入ください。(1分)

コグニバイク、HUR、レッドコード、VICONなど

関連ページ