介護テクノロジー導入支援事業 × 食支援

嚥下機能を“見える化”する新しい介護機器「B4S」のご紹介

介護現場の業務効率化を支援する「介護テクノロジー導入支援事業」とは?

補助率は最大80% 導入費用の負担を大幅に軽減

厚生労働省が全国の自治体と連携して実施している「介護テクノロジー導入支援事業」は、介護施設や事業所が新しい機器やICTシステムを導入する際、その費用の一部を補助する制度です。
補助率は最大75〜80%と高く、導入コストの大きな負担軽減が可能です。

制度が求められる背景

介護現場では人手不足が深刻化し、利用者の増加に伴って職員一人あたりの業務量は増加傾向にあります。
加えて、記録や情報共有といった事務作業も現場の負担となっており、こうした状況がケアの質や職員の定着にも影響を及ぼしています。
この課題を解決するため、介護ロボットやICT機器の活用による業務効率化と安全性の確保が強く求められています。

制度によって期待できる効果
  • 移乗支援機器や見守りセンサーによる、夜間巡回や身体的負担の軽減
  • ICT化による記録やケアプラン作成の効率化と、ケア時間の確保
  • 利用者の状態変化を早期に把握し、適切なケアへつなげられる体制づくり
  • 業務負担軽減による職員の定着率向上

新たに追加された「食事・栄養管理支援」分野

令和7年度から、介護テクノロジー活用の重点分野が拡充され、従来の移乗・排泄・見守り・ICT等に加えて、機能訓練支援/食事・栄養管理支援/認知症生活支援・認知症ケア支援が新たに対象となりました。
これにより、移動や排泄の負担軽減だけでなく、栄養状態や嚥下機能の維持・向上認知症ケアの質向上まで含めた、現場課題に即した総合的な導入が可能になっています。

なかでも食事・栄養管理支援では、嚥下機能の評価や食事内容の最適化、訓練の継続支援につながる機器が補助対象に位置づけられています。施設内の集団訓練から在宅支援まで、運用の幅が広がる点が特徴です。


この分野で対象の補助対象機器「B4S」

嚥下運動モニタ「B4S」は、食事・栄養管理支援の対象機器として認定されています。
B4Sは、嚥下機能を“見える化”し、評価から訓練、成果の確認までを一貫してサポートする、介護と栄養管理の現場に適したツールです。

食支援を“見える化”する介護テクノロジー機器

B4Sは、藤田医科大学リハビリテーション部門と共同開発された嚥下機能評価ツールです。

介護現場では、利用者の嚥下機能を正確に把握することが、誤嚥や低栄養の予防、適切な食事提供につながります。B4Sは、嚥下の状態を数値やグラフで“見える化”し、評価から訓練、成果の確認までを一貫してサポートします。

自治体の補助制度を活用すれば、導入費用の大幅削減が可能であり、施設規模や形態を問わず活用できます。


  補助金対象製品  

嚥下運動モニタ「B4S」でできること

嚥下回数やタイミングを数値で記録・レポート出力

・訓練内容に応じたフィードバックや自動コメント生成

・看護職でも運用可能な簡便設計

自主トレ用メニューを提供し、在宅支援にも対応

施設内での口腔機能向上加算にも活用可能

B4Sは、「食べる力」を客観的に評価できる新しいテクノロジーとして、介護現場の安全・効率・モチベーションの向上に貢献します。


導入には最大80%の補助金を活用可能

B4Sは、令和7年度から新設された介護テクノロジー導入支援事業「食事・栄養管理支援」分野において、補助対象機器として認定されています。
この制度を活用することで、導入費用の75〜80%が補助され、初期費用を大幅に抑えて導入することが可能です。

補助金の申請により、通常25万8千円(税抜)のB4Sを約5万円台から導入できます。
自治体により補助率は異なりますが、申請を行うことで大幅なコスト削減が可能です。

 

※補助率・補助上限は各自治体の要項をご確認ください。


導入までの流れ

STEP
01

準備
  • 自治体の補助率・上限・公募時期・要件を確認

  • B4Sお見積りで導入計画を整理(設置場所、運用体制、加算運用の想定)

STEP
02

申請
  • 申請書一式を作成 (事業目的・期待効果、費用内訳、実施スケジュール、見積書・カタログ等の添付資料)

  • 自治体へ申請 → 交付決定通知後に発注

STEP
03

導入・運用
  • 納品・初期設定・操作説明

  • 測定・レポートの運用開始、口腔機能向上加算の算定支援

  • レポートで効果測定


申請前にご確認を|TAIS登録製品と自治体ごとの補助要件について

介護テクノロジー導入支援事業では、補助対象となる製品の多くが「TAIS(福祉用具情報システム)」に登録されています。
TAISは、福祉用具の製品情報をまとめた公的なデータベースであり、TAISコードを補助申請時に参照されることも多くあります。

TAIS公式サイト:https://www.techno-tais.jp

ただし、補助対象かどうかの最終判断は各都道府県によって異なります。

募集時期や申請方法、補助率、必要書類なども自治体ごとに異なるため、詳細は各自治体の要項をご確認ください。


TAIS公式サイト B4S掲載イメージ

バンドー化学株式会社
嚥下運動モニタB4S
B4S

TAISコード    :02193-000001

分類コード    :[1]150991:食事・栄養管理支援機器

介護テクノロジー 食事・栄養管理支援

販売年月     :令和3年10月

希望小売価格   :258,000円


導入・活用をご検討の方へ

B4Sは、食支援の質向上業務の効率化を同時に実現する、新しい介護テクノロジー機器です。

製品導入のご相談も随時承っております。お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ

下記フォームにご記入ください。(1分)

B4S、介護テクノロジー支援事業補助金についてなど