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MMT・HHDの次にある標準:アイソキネティック評価を再検討しませんか?

現場で使われる筋力評価法

リハビリや臨床の現場では、筋力を評価する方法はさまざまにあります。
よく用いられているのが MMT(Manual Muscle Test:徒手筋力検査)HHD(Hand Held Dynamometer:ハンドヘルドダイナモメーター) です。

  • MMT はシンプルで誰でも実施しやすく、短時間で患者さんの状態を把握できる便利な方法です。

  • HHD は筋力を「数値」として記録できるため、経過を追いやすいというメリットがあります。

どちらも日常の臨床に欠かせない、大切な評価手段です。

こんな経験はありませんか?

新人セラピストとベテランセラピストが同じ患者さんをMMTで評価したのに、微妙に結果が違っていた。

HHDで測定したものの、患者さんの体格や筋力の強さによって、どうしても測定値が安定しにくい。

これは決して「評価法が悪い」ということではありません。
むしろ、それぞれの方法の特性からどうしても生じてしまう課題です。

だからこそ――
主観や条件に左右されにくい 「客観的なデータ」 が求められる場面もあるのではないでしょうか。

アイソキネティック評価という選択肢

そこで注目されているのが、アイソキネティック(等速性運動)による筋力評価です。
関節の動きを一定のスピードでコントロールしながら測定することで、以下のようなメリットがあります。

  • 最大トルクやパワーを「数値」で把握できる
  • 左右差や筋力の発揮パターンを「グラフ」で確認できる
  • 測定条件を揃えやすく、再現性が高い

この評価法は、日常臨床を補うだけでなく、研究や教育の現場でも世界的に広く活用されています。

日本国内では、評価機器として「Humac Norm(ヒューマックノルム)」が広く導入されており、旧称「Cybex Norm(サイベックス ノルム)」としても知られています。現在、臨床・研究・教育機関での標準的なシステムとして活用されています。


Humac Norm (ヒューマックノルム)のご紹介

インターリハが取り扱うHumac Norm(ヒューマックノルム) は、膝・股関節・肩など多関節を対象に、アイソキネティック評価(等速性筋力評価)を行えるシステムです。
MMTやHHDと組み合わせて活用することで、患者さんの状態をより多角的に、そして科学的に捉えることが可能です。

計測可能モード(CPMモード)

Humac Norm(ヒューマックノルム)には、筋力測定だけでなくリハビリを支援するCPMモード(Continuous Passive Motion:持続的他動運動)が搭載されています。

  • 反転動作機能:オーバートルク時には自動的に逆方向へ動作し、安全にストレッチを行えます。

  • 低トルク設定:患者さんに負担をかけずに、可動域改善や拘縮予防をサポートします。

    このモードにより、術後や関節可動域が制限されている患者さんにも安心して使用でき、リハビリテーションの可能性を広げます。

多関節・多動作対応

Humac Norm(ヒューマックノルム)は、7つの主要関節に対応し、22種類以上の動作パターンで評価が可能です。
座位・仰臥位・立位など、臨床現場で求められる多様なポジションに対応し、研究や教育の現場でも活用されています。

【 販売名:サイベックスノルム   承認番号:21900BZX00749000 】


まとめ|Humac Norm(ヒューマックノルム)が拓くリハビリの新しい可能性

リハビリ現場で広く使われるMMTとHHDは、それぞれに大きな価値がありますが、主観や条件による課題も避けられません。
その課題を補完するのが、客観的かつ再現性の高いアイソキネティック評価です。

Humac Norm(ヒューマックノルム)は、その評価を実現するだけでなく、CPMモードによってリハビリ支援まで一貫して対応できる多機能システムです。
臨床・研究・教育と幅広く活用でき、現場に確かなデータと新しい選択肢を提供します。

さらに詳しい情報をご希望の方へ

臨床現場での活用方法や詳細な仕様については、下記よりご覧いただけます。
ぜひ資料ダウンロードや製品詳細ページもご確認ください。

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